Zapier使ってみました。~ 誰でも無料から始められるDX

まえがき

 DX推進!とりあえず、言ってみました。デジタルトランスフォーメーションの略と解されております。好むと好まざるとに関わらず世の中の流れ的に不可逆でありそうなのでDXは自ら取り込んでくのが、得策ではないでしょうか?というので、今回はZapier(ザピアーと読みます)を取り扱わさせていただきたく思います。

1.Zapierとは

 以前に取り上げさせていただきましたNo Codeの内の一つです。

『意外と簡単なアプリ開発(No Code)』https://www.richroad.co.jp/assessment/200817/

では主にGlideを取り上げましたが、当アプリはネイティヴアプリと分類されるものです。

食べログのようなリスト形式で写真やテキスト情報、位置情報などを表現するのに適していると思います。

 ここで、No Codeのプラットフォームアプリを整理すると、下記のイメージになるかと

・Webflow  ホームページ用

・Bubble 汎用性高い

・Zapier 自動化

Zapierは自動化を進めるのに適しております。そのためiPaas(Integration Platform as a Service)とも呼ばれています。そのシェアは世界一とも言われております。

2021年3月現在、小職が知る限り公式サイトにはまだ日本語版がない模様です。

↓こちらが、公式サイトになります。

3,000種類以上のアプリと連携が可能との事です。

例えば、

・GメールをSlackに流したり
・ホームページの更新情報を自動的にSNSに通知
・Gメールに添付されているfileをドロップボックスにup

など、細々としてめんどくさい作業を自動化する事が可能なツールのようです。

Gメール→Slack、Gメール→Dropboxというようにアプリ間の連携を行ってくれるのが、このZapierの特徴です。例として挙げているのは、2個ですがその次にも連携させることが可能です。

2.Make

 基本的なモデルを作ってみました。

Googleメールに来た特定のメールをGoogle Spreads-sheetに自動的に転記するものです。

物件情報メールが各業者、各サイトから、入り乱れてくるかと思います。

その中に一般のメールもあったりするのは判別するのに大変ですので、物件情報のみをメールボックスを開くこともなく、スプレッドシートに一覧として並べられたら便利ではなかろうかと思います。

最も重要な単語は「Trigger」と「Action」の二つになります。

Trigger トリガー ある一定の条件の元にイベントが発生。

Action  アクション この項目で規定した行動を起こす。

というのが一連の流れになります。

また、料金プランは無料プランが用意してございます。ただこの発生するイベントに制限があり、一月内に何回までという上限があり、それを越えると有料プランになります。

上記のワークフローを細かく見ていきます。

上の単語の説明をします。

Choose app&event ここではGmailになります。

Choose account   使用するメールアドレス

Set up trigger   条件です。特定の差出人の場合(from:xxx@example.jp) Test trigger  上記の条件を入力した後にこのコマンドでテストができます。

上の単語の説明をします。

Choose app&event ここではgoogle spreads sheetsになります。

Choose account   使用するファイル名

Set up action   シート名、各項目(date, subject, name)のセット

Test action  Test was Successful! こうなったら成功

3.Zap!

 出来上がったZapierのApp(アプリ)を公式サイトではzapと呼んでいるようです。つまり、自作のzap appはMy Zapと表示されております。

 無事に出来上がったMy Zapはテストも良好に動いたので、放置しました。

一時間したかどうかのところで、何とzapier様よりGメールが!

何か粗相があったかと思いましたが、そうではなく、無料プランで行える回数の上限に達したので、有料プラン加入のお誘いでした。

スプレッドシートを見てみると、メールの所定の項目(受信日時、件名、差出人)が、ごっそり一覧になっていました。Succesfull!

あとがき

他にも、カレンダーやトレロ等無限に組み合わせる事で凄まじい自動化が図れそうな気はします。ですが、小職の聞いた範囲では、まだLINEとは連携できなかったような気はします。とはいえ、非エンジニアでも簡単にアプリ連携ができるなんて便利になりましたね~。

<了>